期間限定セール フランス蜂蜜マルシェ 12月15日まで
- Sakura さくら
- Dec 2, 2023
- 7 min read
今回のワールド蜂蜜マルシェのメインテーマは【フランス産のオーガニック蜂蜜】です。
免疫力を高めるモミの木の蜂蜜、殺菌力が優れているプロポリス入りの蜂蜜、グルメな人が探している珍しいクローバーの蜂蜜、フランスでしか採れないシャンパーニュ地方の蜂蜜と南仏のガリーグの蜂蜜など、蜂蜜でフランスを旅してみませんか?
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The Chai factoryのスパイス&ハーブティーマスターのNicolas Chauvatから

生物学、生化学と薬理学を学び、以前薬剤師とともに、フランス東インド会社の薬用ハーブティーとスパイスミックスを開発していました。その後日本の有名百貨店から日本に招待され、日本でブランドを立ち上げることになりました。当時日本人に全世界のスパイスと薬草を紹介するため、ワールドチャイマルシェを始め、様々なイベントを開催しました。

その後日本の有名百貨店から日本に招待され、日本でブランドを立ち上げることになりました。当時日本人に全世界のスパイスと薬草を紹介するため、ワールドチャイマルシェを始め、様々なイベントを開催しました。
これから話していきたいこと
オーガニック蜂蜜に拘った理由 : 一般的消費者が知らない蜂蜜の裏の話
養蜂家ミシェルとの出会い : 防衛省から森の奥で養蜂家になった感動的なストーリー
蜂蜜の意外な使い方:おそらく日本人がすぐにハマるレシピ2選
1 オーガニック蜂蜜に拘った理由

私はオーガニックブランドを設立した人なので、オーガニックのものしか食べないとく思われます。実は全然そうではないです。もちろんオーガニックのものがあればそれを優先して買うのですが、オーガニックでない物も色々食べています。過激な立場に落ちることはよくないと思っています。
しかし、蜂蜜に関してはオーガニックでない蜂蜜はほぼほぼ食べないです。もちろんレストランに蜂蜜入りのデザートがでた場合は食べますけど、家にはオーガニック蜂蜜しか置いていません。
なぜかというと蜂蜜に恐ろしい秘密があるからです。
蜂の天敵といえばスズメバチが有名です。しかしスズメバチより多くの蜂を殺す恐ろしい虫がいます。それはダニです。
蜂の巣に入ると蜂の幼生に寄生し、巣の数割ぐらいが減ります。これを防ぐために、巣の中に特別な殺虫剤を入れる養蜂家さんが少なくありません。野菜と違って蜂蜜は水で洗うことができないため、殺虫剤を洗い流すことができません。恐ろしい。
ということで私はオーガニックでない野菜は食べますが、蜂蜜はできる限りオーガニックのものしか食べません。
じゃあオーガニックの養蜂家はどうやってダニから蜂を守るかというと、実はあまり守れていません。精油を使う方法はありますが、あまり効果的ではないそうです。それが故に殺虫剤を使わないと蜂の数が減り、採れる蜂の量も減ります。オーガニック蜂蜜が高い理由に納得です。
2 養蜂家ミシェルとの出会い : 防衛省から森の奥で養蜂家になった感動的なストーリー
私は自然に特別な思いを持っている理由は私を育ててくれた家族にあります。
私の両親はフランス国立科学研究センターで研究しています。私のおじいさんはフランスの中部出身で、私は子供の時によくおじいさんの森で一緒に薬草を取ったりキノコ狩りをしたりしていました。その経験から自然を頭で理解、心で感じることが私の元となりました。
2018年、THE CHAI FACTORY by Mon Jardin Secretを設立するためにおじいさんの地方に出張し、様々なハーブを探しに行きました。その時におじいさんの別荘の近くで行われるマルシェでミシェルという養蜂家と出会いました。

森に囲まれている伝統的な家に住んでいる彼はオーガニック蜂蜜を採っています。農薬の汚染を防ぐため、周りに3キロ以上人が住まず、また農家の畑もないところでやっています。

彼を応援したい隠れた理由があります。私は以前フランス外務省から日本に派遣され、在日フランス大使館で持続可能な開発の仕事に関わったことがあります。私の人生の中でとても充実した時期でしたが、やはりリポートを書くよりも行動をとった方がいいと思うようになりました。それがきっかけで、今のオーガニックブランドを作りました。

ミシェルは昔、フランスの防衛省に勤めていました。船で何度も世界を回りました。それは人を守るためのとても有意義な仕事でした。引退してから、彼が妻と娘とフランスの中部に引っ越し、養蜂家を始めました。その仕事を始めた理由は、彼が全世界を回り、蜂の数が減ったことによって困っている農家さんとたくさん出会ったからです。
ただでさえ会社を始めるのはとても難しい上に、引っ越してきたよそ者扱いまでされて、何年も苦労しました。
ものをはっきり言う、かなり強い性格を持っている彼のことはたまにイライラしますが(笑)、私は彼をとても尊敬しています。支えたいです。
今年も彼の蜂蜜を応援するために特別なセールをします。
Nicolas Chauvat ニコラ・ショヴァ

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もみの木の蜂蜜
栄養素が豊富なとても貴重な蜂蜜です。モミの木には花が咲かないため、花の蜜からつくられたものではなく、アブラムシの作った甘露を蜂が採集した蜂蜜です。他の蜂蜜よりも色が濃いことは、微量元素とポリフェノールの含有量が高いことの証拠です。生産量は他の蜂蜜よりも少ない希少なものです。焼いたパンのような クセになる味がするため、レストランのシェフに愛用されています。鴨肉やヤギのチーズなどのサラダに合う蜂蜜です。
プロポリス入りの蜂蜜
とても優しい酸味を持つ美味しい蜂蜜です。しかしパンに塗って食べることは勿体無い。難しいと思うのですが我慢してみてください。なぜなら殺菌作用がものすごく優れている蜂蜜です。喉が痛い時にティースプーン一杯舐めることで喉の痛みが和らぎます。フランスでは人と馬の肌の傷口にも塗ります。
喉が痛いふりをして舐めるのではなく(笑)、本当に必要な時に舐めてください。
なぜ殺菌作用が優れているかというと、プロポリスは花蜜ではなく、木の新芽に含まれている精油を多く含んでいるため有効成分がたくさん入っています。プロポリスというのは古代ギリシャ語では“町の入り口”を意味します。蜂は外からの感染を防ぐ為に巣の入り口や、湿度が高く腐りやすい巣の壁の修復にプロポリスを使います。
喉が痛い時の効率のいい使い方
はちみつの特徴は浸透圧が高いことと様々な成分を含んでいることです。
なのでお湯で薄めるのは禁止です。
正しい使い方はティースプーン一杯の蜂蜜を口に含み、すぐに上を向き喉の粘膜に当たるようにゴクッと飲み込んでください。できれば5分くらい飲食を控えてください。(のどが詰まりそうなときはもちろん遠慮せず飲んでください)
西洋菩提樹の蜂蜜
リラックス効果があるとされているリンデン(菩提樹)の花の香りは、中世からフランス人に愛され、教会や修道院の近くに西洋菩提樹の木を植える習慣がありました。その香りは人に忘れられない印象を残し、フランスの作家マルセルプルーストの名作である『失われた時を求めて』のマドレーヌのエピソードに登場するのです。
リンデンの蜂蜜はミントのようなフレッシュで甘みがあるのが特徴です。リラックス効果があるとされているリンデン(菩提樹)の花の香りは、中世からフランス人に愛され、教会や修道院の近くに西洋菩提樹の木を植える習慣がありました。その香りは人に忘れられない印象を残し、フランスの作家マルセルプルーストの名作である『失われた時を求めて』のマドレーヌのエピソードに登場するのです。
リンデンの蜂蜜はミントのようなフレッシュで甘みがあるのが特徴です。
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3 蜂蜜の以外な使い方、おそらく日本人がすぐにハマるレシピを二つ

私の妻は医療従事者で夜遅くまで仕事することが多いです。私は心配性なので帰りは職場まで迎えに行きます。帰る途中冷たい風に吹かれて骨まで凍えることもあります。遅いし寒いし疲れているし、まず心をほぐすご褒美が欲しいです。その時にこのレシピが大活躍します。
皮がうすく優しめの味のカマンベールチーズ1個を丸ごとお皿に置き30秒チンします。(電子レンジのW数によって変わります。中は溶けているが皮はしっかりしているのがベスト)取り出して蜂蜜を大きなスプーンでかけます。気分によって更にクルミや胡椒をかけたり生姜パウダーをかけます。
すぐにこたつに入りワインを飲みながら食べます。
やはり本物の幸せはシンプルなことの中にあります。このレシピはぜひ今年の寒い冬の夜に試してください。
2,チャイ&はちみつ

今回のメインの紹介は蜂蜜ですが、私のブランドはチャイとスパイスの専門店です。チャイに色が濃い蜂蜜をいれることが好きで毎朝やっています。
身体にいい糖分ですし、味も良くなるし、ミネラルとポリフェノールも増加します。これは私にとっては朝に欠かせない武器です。ぜひ試してみてください。
日本一スパイスを感じるとよく言われるチャイはこちらから
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